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2018年度の技術研修会及び若手勉強会

平成30年度 技術研修会

 平成30年度技術研修会を9月14日(金)名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)において、当協会久野会長より、『リーマンショックから10年、当時渦中にいた金融業界人によれば、その後、新たなデリバリー商品や※1「Fintech」が生まれているが、急激な技術の進展は金融業界においては、色々な危機を生じると言われている。

一方我々の業界においては、いち早く最新の技術を理解し、応用して行くことが重要である』との挨拶の後、『構造物の表面から地中部の形状・変化劣化調査』、『トンネル基礎技術研修』について、愛知県建設部の皆さんを始め官公庁から23名、当協会加盟会社34名、合計57名の方々の参加を頂き開催致しました。

講演T 『構造物の表面から地中部の形状・変化劣化調査』
−高周波衝撃弾性波探査システム−
 講演Tでは、株式会社ダイヤコンサルタント 防災保全事業部 永井哲夫氏を講師に招き、コンクリート・鋼構造物、杭・護岸構造物において掘削などの特別な処理を行わず、弾性波(透過波または反射波)の高周波成分の伝播特性の変化を利用して、調査対象物の表面から地中部分の深さや大きさ等の形状・寸法、内部の損傷や劣化度合いを簡便に把握することのできる調査方法について説明がありました。

非破壊による調査の手段として、参加者の皆様も興味をひかれていました。

調査概念図

調査概念図

調査結果(橋台形状推定図)

調査装置の構成

講演U 『トンネル基礎技術研修』
−TBM工法をもとにトンネル工事の基礎的な研修−
 講演Uでは、株式会社大林組 土木技術部 橘高豊明氏を講師に、リニア新幹線等に採用されているTBMについてNATMとの適用境界・工法の概要の他、施工管理技術・掘削技術についての基礎技術について、ご講演を頂きました。
 TBM工法の日進量(1日の掘削能力)は15m程度であり、従来のNATM工法の日進量5倍程度であり施工能力に優れ、機械化施工の安全性において、近年日本でも多く採用されていることから、参加者の皆様の施工技術の進歩について、魅力のある講演であったことが印象的でした。


切羽探査技術 (上段:地山評価技術 下段:情報化3D)
※1 Fintechとは、「ファイナンス(Finance、金融)」と「テクノロジー(Technology、技術)」の2つの言葉を掛け合わせて作られた造語。
スマートフォンやクラウドなど最新の技術を活用することで、金融サービスを容易に開発できるようになったこと。



平成30年度 若手勉強会

 若手勉強会は、会員各社の若手社員を対象に「知識・技術力の向上と意識の向上を目指す」、「会話と対話により、伝える力(プレゼンテーション力)を育てる」(対顧客、対社内)、「新しい知識の習得と共に、世の中の流れを見つめ直す」、「機会の創出により社外の人脈を広げる」を目的とした勉強会などを企画・実施するものです。
 今年度は、昨年度と異なり、パワーポイントによる個人発表は行わず、第1回(H30.7.13 開催:グループ協議)と第2回(H30.9.21 開催:グループ協議)を行いました。1年を通じて同一テーマで行い、第1回で協議された内容を受けて、第2回では同一テーマの2グループが合同で改めて協議を行い、その後、合併したグループ毎に協議結果について発表する方式で実施しました。
 今年度の参加者の割合としては、新入社員が5名、入社2〜3年が16名で、年齢層も8割が20歳代となり、例年以上にフレッシュな若手勉強会となりました。
 例年同様、参加者には技術者のほか、調査、営業、総務等からもご参加いただき、異なる職種間での活発な意見交換、交流が行われました。受講者には、年間通じての参加をお願いしており、参加者同士の交流はより深まったと思います。
 今後も益々、技術・知識の向上、若手社員の交流・意見交換の場として、皆様にご協力、ご参加いただけるよう努めていきたいと考えております。


第1回 日 時:平成30年7月13日
場 所:ウインクあいち 12F 1207 小会議室
 第1回若手勉強会では、例年と同様に『会話と対話、伝える力を育てる』を目的としたグループ協議を行いました。今回のグループ協議は、昨年から実施しているグループ分け方法にて行いました。グループ協議の題材は、次にあげる4議題(8グループ)でした。
A・Bグループ 『働き方改革への取り組みについて』
C・Dグループ 『就職活動生向けのコンサルタント業界チラシの作成』
E・Fグループ 『未来(100年後)のコンサルはどうなっているのか?』
(AIの進歩、i−con普及による未来)
G・Hグループ 『業界の発展のために必要な改革について』
 上記4テーマについて、2グループに同一テーマを付与し、各グループ内で協議テーマの内容についての自由な意見を出し合い、模造紙もしくはOHPシートに取りまとめて、各グループにて発表する方式で実施しました。
 16社32名の方が上記グループに分かれ、協議および発表を行いました。各グループリーダーの進行のもと、積極的な協議を展開していただき、日常業務とは勝手が違った状況の中で考えを取りまとめていただきました。質疑応答では、皆さんから多くの質問を積極的にしていただき、質問に対してグループで協力して対応するという場面も多く見られ、グループ協議としてとても充実した内容になったと感じました。
 尚、今回の勉強会には岐阜県建設コンサルタンツ協会より2名のご臨席を賜り、勉強会の見学をいただきました。また、若手勉強会には、岐阜県建設コンサルタンツ協会より2名、静岡県建設コンサルタンツ協会より3名の計5名の方々にご参加いただきました。
 今後も他県との連携を取り、活発な意見交換の場に出来るよう考えております。

第1回 グループ協議 実施状況(1)

第1回 グループ協議 実施状況(2)

第2回 日 時:平成30年9月21日
場 所:ウインクあいち 12F 1207 小会議室
 第2回若手勉強会も、第1回若手勉強会と同様に『会話と対話、伝える力を育てる』を目的とし、グループ協議を実施しました。第1回で協議された内容を受けて、第2回では同一テーマの2グループが合同で改めて協議を行い、内容を取りまとめてOHCを使用して発表する方式で実施しました。
 15社32名の方に第1回に引き続き参加していただき、第2回には、三重県測量設計業協会からも2名ご臨席を賜り、協議および発表を行いました。
 今回のグループ協議および発表については、同一テーマのグループを合併する方式としたため、付与したテーマについて、参加者自身の考えを事前に「課題シート」にまとめて参加していただいた効果もあり、各グループリーダーの進行の下、積極的な発言や協議が行われておりました。発表においても着眼点や提案内容が整理されており、また質疑応答についても積極的に質問をする姿勢が見られ、非常に有意義な勉強会だったと思います。

第2回 グループ協議 実施状況

第2回 グループ発表 実施状況
 今回の若手勉強会への参加にあたり、勉強会までの事前準備やグループ協議および発表、他の参加者の発表や質疑応答への対応という体験を通じて、得るものが沢山あったと思います。今後の社内外に対するコミュニケーション能力の向上、報告資料等のとりまとめ能力の向上などにお役立ていただければと考えております。
 今年度は、若手社員向けに『働き方改革への取り組みについて』、『就職活動生向けのコンサルタント業界チラシの作成』、『未来(100年後)のコンサルはどうなっているのか?』、『業界の発展のために必要な改革について』といった4つのテーマで実施させていただきました。これらの結果を基に、今後さらに業界PRにつなげていけるような企画を検討し、参加者全員に有意義な時間を過ごしていただきたいと考えております。
(平成30年度若手勉強会幹事一同)

 


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