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2017年度の技術研修会及び若手勉強会

平成29年度 技術研修会

 平成29年度技術研修会を9月15日(金)名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)において、当協会久野会長より、金融とICT の融合で新たなサービスを生み出す※1「Fintech」に関する最新の話題を含む挨拶の後、『スケルカ技術を活用した地域強靭化、BCP※2 のご提案道』、『下部工の耐震補強技術』について、愛知県建設部の皆さんを始め官公庁から42名、当協会加盟会社41名、合計83名の方々の参加を頂き開催致しました。

講演T『スケルカ技術を活用した地域強靭化、BCPのご提案道』
    −道路下空洞調査−

 講演Tでは、ジオサーチ株式会社 中部事務所エリア統括兼中部事務所長苗村茂氏を講師に招き、道路陥没や橋梁床版等の抜け落ち事故が発生し交通・物流ネットワークが寸断されると緊急輸送物資の輸送やその後の復旧・復興にも悪影響をおよぼす可能性が高い。そのため、危険箇所を素早く発見し事故を未然に防ぐ重要性について、そして点検の熟練度による見落とし等の解決方法としてのスケルカ技術【マイクロ波を利用した世界初の走るCTスキャナー】による空洞化調査について説明がありました。講演の最後に調査に関する交付金についての説明もあり、官公庁の皆様も興味をひかれていました。


苗村 茂 氏


講演U『下部工の耐震補強技術』−圧入鋼板巻立工法及びその他5 工法−

 講演Uでは、オリエンタル白石株式会社技術本部技術部補修補強チームチームリーダ−岩本氏を講師に招き、既設橋梁を供用しながら、狭小空間で施工性に優れ、低騒音・低振動で施工が可能な@圧入鋼板巻立による橋脚・基礎の耐震補強工法(Kui Taishin-SSP 工法他3 工法)及びA鋼製パネルによる仮締切工法(STEP 工法)に関する『下部工の耐震補強技術』について、愛知県海部建設事務所施工の新日光川橋に事例を交えご講演を頂きました。また、終了後も建設事務所の方から熱心に質問されていたのが印象的でした。


岩本  氏

※1 Fintechとは、「ファイナンス(Finance、金融)」と「テクノロジー(Technology、技術)」の2 つの言葉を掛け合わせて作られた造語。スマートフォンやクラウドなど最新の技術を活用することで、金融サービスを容易に開発できるようになったこと。
※2 BCPとは、事業継続計画(Business continuity planning)の略で、災害などの緊急事態が発生したときに企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画



平成29年度 若手勉強会

 若手勉強会は、会員各社の若手社員を対象に「知識・技術力の向上と意識の向上を目指す」、「会話と対話により、伝える力(プレゼンテーション力)を育てる」(対顧客、対社内)、「新しい知識の習得と共に、世の中の流れを見つめ直す」、「機会の創出により社外の人脈を広げる」を目的とした勉強会などを企画・実施するものです。
 今年度は第1回(H29.6.23 開催:グループ協議)と第2回(H29.9.29 開催:ショートタイムスピーチ)を行いました。今年度も、昨年同様1年を通じて同テーマで行い、第1回で協議された内容を受けて、第2回で自身の考えをスピーチしていただくという体制で実施しました。
 例年同様、技術者以外の方にもご参加いただき、異なる職種間での活発な意見交換、交流が行われました。受講者には、年間通じての参加をお願いしており、参加者同士の交流はより深まったと思います。今後ますます、技術・知識の向上、若手社員の交流・意見交換の場として、皆様にご協力、ご参加頂けるよう努めていきたいと考えております。


第1回 日 時:平成29年6月23日
場 所:ウィルあいち 2F 特別会議室
 第1回若手勉強会では、例年と同様に「会話と対話、伝える力を育てる」を目的としたグループ協議会を行いました。今回のグループ協議は、例年と少し条件を変更しました。グループ協議会の題材は、次にあげる3議題(6グループ)でした。
A・Bグループ 『建設コンサルタント業界の魅力、欠点、10年後の将来像について』
C・Dグループ 『建設コンサルタントを認知して貰うには?』
E・Fグループ 『部下から信頼される、憧れられる上司になるには?』
 上記3テーマについて、2グループに同一テーマを付与し、一旦発表したのち同一テーマのグループにて再度討議を行い、最適案を発表する方式で実施しました。
 11社29名の方に参加していただき、新入社員が1名、入社2 〜 3年が11名となっており、年齢層は20歳代から30歳代までと前年度に引き続き若年者が主体となりました。
 前述した参加者が上記6グループに分かれ、協議および発表を行いました。各グループリーダーの進行のもと、積極的な協議を展開していただき、今回は2回に分けて協議を行うというタイトなスケジュールの中で考えを取りまとめていただきました。違う意見がぶつかり合う中、時間に制限があり折り合いを見つけて答えを出す事というのは非常に難しく、最後まで答えが纏まらなかったグループもありましたが、出来なかった事に対しても経験となったと思います。発表後の質疑応答では、皆様から多くの質問を積極的にしていただき、質問に対しグループで協力して対応するという場面も多く見られ、グループ協議としてとても充実した内容になったと感じました。今回は協議を2回に分けた形式で行った結果、考えの幅が広がり非常に有意義な勉強会になったと思います。
 尚、今回の勉強会には岐阜県建設コンサルタンツ協会の経営委員より2名のご臨席を賜り、勉強会を見学いただきました。また、静岡県建設コンサルタンツ協会より、2名勉強会にご参加いただきました。
 今後も他県との連携を取り、活発な意見交換の場に出来るよう考えております。

第1回 グループ協議 実施状況

第2回 日 時:平成29年9月29日
場 所:ウインク愛知 小会議室 A1108
 第2回若手勉強会では、『プレゼンテーション能力を育てる』ことを目的とし、「ショートタイムスピーチ」を実施しました。発表テーマは、第1回若手勉強会にて協議したテーマに対する自身の考えを取りまとめ、発表していただくことで、今後の社内外に対するコミュニケーション能力の向上、報告資料等のとりまとめ能力の向上を副次的な目的としました。第一回に引き続き、22名の方に参加いただきました。
 スピーチ内容は、第1回のグループ協議テーマを引き継ぎ、参加者自身がグループ協議した内容を各自とりまとめ発表することとしました。今回の発表は、同一テーマが多いので、発表内容の偏りが無いか心配でしたが、各々ユニークな内容や真面目な内容が混合しており、殆ど同じような発表はありませんでした。質疑応答についても、積極的に質問をする姿勢が見られ、非常に有意義な勉強会だったと思います。
 勉強会までの事前準備から発表、他の参加者による発表、フリーディスカッションという内容を通じて得るものが沢山あったと思います。また、今年度は建設コンサルタントの認知や将来、といった業界について考えるテーマも実施させていただきました。これらの結果を基に今後さらに業界PRにつなげていけるような企画を検討し、参加者全員に有意義な時間を過ごしていただきたいと考えております。

第2回 ショートタイムスピーチ 実施状況
若手勉強会アンケート結果

平成22年に開催した若手勉強会の前身「技術者勉強会」と、平成23年以降の「若手勉強会」の参加者に対してアンケートを行いました。その結果の主な内容は以下のとおりです。

対象者:161名 回答者:95名(回答率 59%)

<感 想>
  • 参加者の熱意や活気に感心した・驚いた
  • 年々参加者が増加し、新鮮さ、活気が出てきた
<良かった点>
  • 通常経験できない同業他社社員との意見交換
  • 対等に議論する機会や多数にプレゼンする機会
  • 他職種との意見交換
<難しかった点>
  • 時間不足の中での意見集約
<実務で役立った事>
  • プレゼン・コミュニケーション能力の向上
  • 他人の視点を意識した対応の経験
<勉強会の満足度>

 手前味噌ではありますが、8年掛けて取り組んできた企画が、まずまず実を結び良い結果を出せていると感じています。企画から若手技術者のみで運営しており、まさに若手の頑張りの成果と言えます。


 


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