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2014年度の技術研修会及び若手勉強会

平成26年度 技術研修会

 平成26年度技術研修会は、平成26年7月11日(金)、名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)に於いて、橋梁の長寿命化新工法と防災・減災のためのコンクリート2次製品利用等の新技術についての講演会を開催し、愛知県建設部の皆様を始め官公庁から48名、当協会加盟会社から41名、合計89名の方々に参加して頂きました。

講演T 「新しい観点から開発された橋梁の長寿命化工法」
講演U 「防災・減災事業におけるコンクリート2次製品の役割と事例紹介」
 講演Tでは、保全技術株式会社の堀耕次氏、ショーボンド建設株式会社の大久保謙治氏を講師に「新しい観点から開発された橋梁の長寿命化工法」と題して講演頂きました。
 最初に、我が国の橋梁の現状について、経年分布(橋梁数・延長)の観点から説明され、今後の継続的な橋梁長寿命化の必要性が示されました。続いて、新しい観点から開発された長寿命化の新工法として、@『コンクリート表面の可視化対応型補修工法(クリアクロス工法)』、A『PVM工法(ひび割れが見えるCFRP軽補強工法)』、Bシート貼付け型電気防食工法(e-Sheet-NP工法)の原理や工法性能、施工方法等について、施工事例を交え、分かり易く説明されました。クリアクロス工法、PVM工法では、「はく落防止性能」、「コンクリートの変状視認性」、「劣化因子遮断性能」、「ひびわれの可視性」、「施工性」、「補強効果」等の面で、また、e-Sheet-NP 工法では、「陽極材設置の簡便性」、「かぶり厚さの影響」、「露出鋼材の短絡の影響」、「品質の安定性」、「陽極材の耐久性」の面で従来工法に比べて有利であることが紹介されました。


堀 耕次 氏


大久保 謙治 氏


 講演Uでは、丸栄コンクリート工業株式会社の安藤直樹氏、阪口裕紀氏、渡部健氏を講師に「防災・減災事業におけるコンクリート2次製品の役割と事例紹介 」と題して講演頂きました。
 初めに、『防災・減災事業の概要』ということで、防災・減災事業及びその中でのプレキャスト製品の役割と効果について概要説明がありました。
 次に『プレキャスト製品を使用した東日本大震災復旧工事の事例紹介』ということで、海岸堤防復旧工事、漁港・港湾復旧工事の現状とプレキャスト製品の使用事例を従来工法と比較しながら説明して頂きました。「現場資材の低減」、「波浪の影響を受けにくい」、「工期短縮」、「品質・安全性の向上」、「省力化」等の効果も報告されました。続いて、『耐震・可とう・止水構造を考慮した水路製品』として、ボックスカルバート等の水路構造物に合理的な耐震性能を持たせる「ゴム継ぎ手工法」、特に耐震性・水密性に優れたDCJ工法(ゴムリングジョイント工法)や耐震・止水・可とう性に優れたTSKJ工法について、それぞれの特徴や施工事例が説明され、最後に『新技術・新工法の紹介』ということでプレキャスト製品を使った水路改築事例等が紹介されました。
 今回の講演は、橋梁の長寿命化や耐震補強、海岸堤防・港湾の災害復旧工事の工法を検討する上で今後、とても参考となるものでした。


阪口 裕紀 氏


渡部 健 氏


安藤 直樹 氏


海岸堤防復旧工事

漁港・港湾復旧工事



平成26年度 第1回 若手勉強会

日時:平成26年7月18日
場所:ウインクあいち 小会議室1110
 若手勉強会は、会員各社・若手技術者の「知識・技術力の向上と意識の向上を目指す」、「会話と対話により、伝える力(プレゼンテーション力)を育てる」(対顧客、対社内)、「新しい知識の習得と共に、世の中の流れを見つめ直す」、「機会の創出により社外の人脈を広げる」という目的で開催されるものです。
 今年度においても、技術員に限定せず、調査・営業・総務等からも参加者を募り、活発なグループ協議が行われました。

 第1回 若手勉強会は、『コミュニケーション能力の向上を目指し、“対話力”を身につける。』ことを目的とし、恒例のグループ協議会を開催しました。
 グループ協議会の題材としては、次に挙げる5議題(5グループ)としました。

Aグループ 『通常業務の円滑化および緊急時への備えとして、社内の情報共有化を進めるためにはどのようにすれば良いと思いますか?』
Bグループ 『自転車事故を防ぐために(自転車と歩行者の事故が増加する背景、自転車に求めるマナー、歩行者ができる対策、自転車用道路設置の賛否について)』
Cグループ 『昨今の学生を含めた若手労働者の傾向として、「内向き志向」と言われるケースがありますが、「内向き志向」のメリット、デメリットを想定してみて下さい。また、目標とする将来のビジネスパーソン像はどのようなものでしょうか。』
Dグループ 『若手社員に対するベストな接し方とは?また理想の上司、会社とは?(若手社員、新入社員の視点より)』
Eグループ 『理想のワークライフバランスとはどのようなものでしょうか?また、余暇時間を獲得するにあたり、残業を少なくする具体的な方法を考えて下さい。』
 11社25名が5グループに分かれ、勉強会が開始されました。今回も半数以上が20代の参加者となり、新入社員も7名参加していただき、溌剌とした協議が行われました。
 参加者同士、初対面ながら、しっかりと自分の考えを発言し、お互いの意見を協議していく中でグループとしての回答をまとめることができました。




平成26年度 第2回 若手勉強会

日時:平成26年10月17日
場所:ウィルあいち セミナールーム5
 第2回 若手勉強会は、若手社員同士の交流および『創造表現と意見集約する力を育てる』ことを目的として、公園づくりのワークショップを実施いたしました。
 会員会社10社に加え、メーカー3社より計30名が参加し、3グループに分かれてワークショップを行いました。参加者はグループごとに異なる設定条件に対して、公園の利用者の立場になってお互いの意見を交わしていただきました。
Aグループ 『都市型大規模公園』
Bグループ 『郊外型大規模公園』
Cグループ 『海、山に面した大規模公園』
 参加者全員が事前に準備してきた公園のコンセプトを出し合うことから始まり、欲しい施設や欲しくない施設等、具体的なアイデアを大きな用紙に書き出して、意見を共有しながら協議を進めていく「ファシリーテンショングラフィック」という手法を用いてワークショップを実施していただきました。
 十人十色のバラエティに富んだ意見の中から、時間内にグループ内の考えを集約し、更に、それを発表用の図面に表現することが出来ました。
 最後に、グループ発表では、公園のコンセプトや計画平面図について工夫した点等を発表していただきました。
 ワークショップ、グループ発表のいずれも普段では経験することのできない貴重な体験をしていただけたのではないかと考えております。

 若手勉強会も軌道に乗り、今後より一層、技術と知識の向上、そして技術者同士の交流の場として、皆様にご協力・ご参加頂ける様努めて行きたいと考えています。

 


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