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2013年度の技術研修会及び若手勉強会

平成25年度 技術研修会

講演T 「PC橋の劣化事例と長寿命化対策(予防保全に向けて)」
講演U 「STマイクロパイル工法」
− 小口径高張力鋼管を用いた既設基礎・斜面の補強技術 −
 平成25年度技術研修会は、平成25年7月26日(金)、「ウィルあいち」に於いて、PC 橋の長寿命化対策・劣化予防保全や既設基礎・斜面の補強新技術についての講演会を開催し、愛知県建設部の皆さんを始め官公庁から43名、当協会加盟会社及び一般から34名、合計77名の方々に参加して頂きました。
 講演Tでは、昭和コンクリート工業株式会社の営業本部副部長、橘 氏を講師に「PC橋の劣化事例と長寿命化対策(予防保全に向けて)」と題して講演頂きました。
 PC 構造物は劣化後の補修が困難となるため、補修ではなく予防保全を行うことで長寿命化を図ることが重要であり、予防保全対策について、施工事例を交えて分かり易く説明されました。


橘 修 氏

@ PC鋼材の腐食・破断に対する対策 (1)水の侵入対策(写真-1、写真-2)
(2)塩害対策 (3)モニタリング(腐食モニタリング)
A コンクリートの耐久に対する対策 (1)防食対策 (2)モニタリング(外観観測等)

 講演Uでは、NIJ研究会の技術顧問、岡 氏を講師に「STマイクロパイル工法 −小口径高張力鋼管を用いた既設基礎・斜面の補強技術−」と題して講演頂きました。
 STマイクロパイル工法は、都市狭隘地、山岳傾斜地等の限られた施工空間、厳しい環境条件下であっても、優れた施工性を発揮する小口径の杭工法です。
 従来のマイクロパイルにグラウトの加圧注入技術や高圧噴射攪拌による地盤改良技術を取り入れ、補強材として節突起加工を施した小口径の高張力鋼管を用いており、施工範囲に制約がある既設基礎(写真-3、図-1)や斜面の補強工法として有効で、注目されていることなどが紹介されました。


岡 憲二郎 氏

 今回の講演T、Uは、コンクリート構造物の長寿命化や耐震補強の一環として基礎補強工法等を検討していく上で今後、とても参考となるものでした。

写真-3 水管橋の耐震補強工杭

図-11 既設構造物基礎の補強増し杭
(ST マイクロパイル タイプU)



平成25年度 第1回 若手勉強会

日時:平成25年7月12日
場所:ウインク愛知 小会議室1210
 若手勉強会は、会員各社・若手技術者の「知識・技術力の向上と意識の向上を目指す」、「会話と対話により、伝える力(プレゼンテーション力)を育てる」(対顧客、対社内)、「新しい知識の習得と共に、世の中の流れを見つめ直す」、「機会の創出により社外の人脈を広げる」という目的で開催されるものです。
 昨年度からは、技術員に限定せず、調査・営業・総務等からも参加者を募り、活発なグループ協議が行われました。

 第1回 若手勉強会は、『会話と対話、伝える力を育てる』を目的とした、グループ協議会としました。『コミュニケーション能力の向上を目指し、“対話力”を育てたい。』との観点からです。
 グループ協議会の題材として、次に挙げる4議題(4グループ)としました。

Aグループ 『実務における業務効率向上のための実体験や対応策(労働時間の短縮に向けた有効な対策はあるか。)』
Bグループ 『公共工事の良い点、悪い点(数点ずつ)。また、今後整備が必要なインフラ(新規、既存施設)の順位とその理由。(3位まで)』
Cグループ 『あなたの担当する業務で、対応の難しい人(困った人、変わった人など)が監督員となりました。良好な信頼関係を築き、業務をスムーズに進めるためにはどのような対応が必要と思いますか?(具体例と対応策や実践例)』
Dグループ 『モチベーションの維持・向上のため、日常において工夫(実践)していることはありますか。また、あなたにとっての理想の会社環境とはどのようなものですか?』
 9社22名が各グループに分かれ、勉強会が開始されました。今回は、約半数が20代(新入社員4名含む)の参加であり、今まで以上に活発な協議がなされました。また、普段顔を合わせることのない他社の若手社員との交流は、大きな刺激になったのではないでしょうか。
 発表内容も年々向上し、限られた時間の中で大変よくまとめられていました。




平成25年度 第2回 若手勉強会

日時:平成25年7月12日
場所:ウィルあいち セミナールーム1、2
 第2回 若手勉強会は、社会の一員としてのスキルアップを目指すべく、外部講師をお招きし、業務の打ち合わせに必要な『コミュニケーション能力およびプレゼンテーション能力の向上』を目的とした勉強会としました。
 今回は特に所属部署に拘らず、「社会人として必要とされるスキルの向上」の観点から、年代を問わず参加者を募り、内容の充実した勉強会が行われました。

 7社41名の参加をいただき、参加者は各グループに分かれ、勉強会が開始されました。今回は、22歳(新入社員)から50歳以上の方まで幅広く参加していただき、3名の社長さんには講義・演習にも参加していただきました。
 研修の冒頭では、50問の質問に答えた結果を基に、自分のエコグラムによる性格診断および自己分析を行い、自分の性格や傾向について学びました。エコグラムによる自己分析結果は、会場内が笑いに包まれると共に、改めて自分を知るきっかけとなったのではないでしょうか。
 後半は、「話す・聴く・評価する」という役割分担のもと、3人1組での演習・発表体験を行いました。普段の生活において、自分の話し方や聴き方を第三者に客観的に観察してもらう機会はないため、貴重な経験が出来たと思います。

 身近な空間でこのような研修を体験することが少ないなか、参加者のみなさんは自己表現の難しさと楽しさを改めて実感されたのではないでしょうか。ぜひ、これらの体験を持ち帰り、社内での研修や今後の業務に反映していただきたいと感じました。


 


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