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技術発表会
平成19年度 第6回技術研修会・技術発表
日時:平成19年10月3日(水) 場所:ウイルあいち
平成19年度の第6回技術研修会及び技術発表会は、『安全・安心を支える技術』がテーマです。 第1部技術研修会では、「安全安心な社会のための斜面防災新技術」と題しまして、岐阜大学流域圏科学研究センター 沢田和秀准教授からお話をして頂きました。
第2部では会員会社4社が事例紹介などの技術発表をいたしました。出席者からは現場技術経験をもとにした課題を提起して頂くなど闊達な意見交換がありました。
第2部 第6回技術発表会
1.IT活用による維持管理業務の効率化
今後の公共事業は、維持管理に重点を置いた予算配分へとシフトされると考えられる。ITを活用した管理システムについて、知多有料道路・南知多道路で行った事例をもとに、主に道路平面のデジタル化、橋梁台帳および道路標識台帳システム等について紹介した。
はじめから、大規模なシステムを導入するのではなく、ユーザレベルに応じた、システムソリューションを段階的に提供することが重要である。
(株)石田技術コンサルタンツ
梅田
2.3次元空間を利用した交通事故分析及び改善提案
愛知県では、事故の多い箇所を「事故危険箇所」として対策を実施すると共に、新たな事故多発箇所対策事業を実施した。事故対策を行うに当たり、@対策箇所の選定、A事故要因分析、B改善立案、C3次元空間(3D映像)を利用した協議会での合意形成などについて事例紹介した。
今後の課題について、改良工事後の効果について検証し、より効果的な事故対策手法を確立する。
(株)大増コンサルタンツ
奥田
3.跨道橋の耐震調査・診断事例
緊急輸送路の中には、その車道上部に多くの跨道橋が架けられている。地震時に跨道橋の倒壊し、緊急輸送路がふさがり、大事故につながるとともに、その機能が確保出来ない可能性がある。本発表では、PC斜材付きπ型ラーメン橋(斜π橋)6橋について、耐震性能照査を行った事例を紹介した。
数値解析により橋梁の耐震性能照査を行うことは、今後の維持管理補修計画に大いに活用できる。
太栄コンサルタンツ(株)
鵜飼
4.砂防ソイルセメントを活用した砂防堰堤の基礎処理計画
近年、砂防事業を実施する中で、搬出土砂の削減、安全性の向上、コスト縮減などの面から、新工法の積極的活用が望まれている。
本発表では、砂防堰堤施工時に発生する掘削残土を有効活用できる、砂防ソイルセメント工法(INSEM工法)を、堰堤基礎の地盤改良材として利用した設計事例を紹介した。
現場内で良質な河床材料が得られれば、砂防ソイルセメントを堤体本体の内部材として利用することで、より一層の環境負荷の低減、コスト縮減が期待できる。
(株)中部テック
鳥山
アンケート結果
技術発表会終了後、出席者全員にアンケート用紙を配布し、今回の発表会について、アンケートを取らせていただきました。集計結果はおおよそ以下の通りです。結果を真摯に受け止め、来年度技術発表会の運営に生かしたいと思います。
第1部
○本日の技術研修会のテーマ及び内容は、
いかがでしたか?
○本日の技術研修会は、
今後の参考になりましたか。
第2部
○本日の技術発表会は、今後の業務の参考に なりましたか。
この「平成19年度 第6回技術研修会・技術発表会」は、「土木学会CPDプログラム」として認定されています。(3.5単位)
★今回、参加者66名の内、49名の回答が得られた(回収率74%)。
★第1部のテーマ・内容については約76%の方に評価をして頂き、非常に好評であったと思います。
★第2部の内容についての評価は約76%の方に参考になったとの回答を得、今回のテーマと内容が技術的に高い評価を得たと考えています。
★その他コメントにおいて、スクリーンが小さい、発表時間が短い等の意見を得たので、次回に向け、会場設定や時間配分等を見直していくつもりです。
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