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技術発表会


平成18年度 技術研修会及び第5回技術発表会

日時:平成18年11月2日(木) 場所:ウイルあいち
 
 平成18年度の技術研修会及び第5回技術発表会は、『環境』がテーマです。第1部技術研修会では、「多自然川づくりの展望と課題」を題材に、土木研究所萱場総括主任研究員から、お話がありました。第2部では会員会社5社に事例紹介をしていただきました。出席者からは、今現場で抱えている課題とリンクさせながら、熱のこもった活発な意見交換がありました。

第2部 第5回技術発表会


1.公共スペースの有効利用による地球温暖化対策
 愛知県の中でとりわけ都市化が顕著である名古屋市を例として、温暖化の現状を把握するとともに、道路および公共施設等の公共スペースの状況およびその緑被率に着目し、公共スペースの有効利用による温暖化防止の可能性について検証した。駐車場、屋上・壁面緑化等により、ヒートアイランド現象防止に大いに役立つという結論を得た。
(株)葵エンジニアリング
山本
2.調整池整備に伴う生物生息環境調査
 計画中の調整池整備にあたり、計画地周辺の鳥類、両生類などの生物生育環境調査を行い、その影響を最小限におさえる対策を検討した。中でも、猛禽類などの保護対策については、森林率の向上を図ったり、構造物の外観色彩に配慮するなどの対策を提案した。今後オオタカなどの巣営地が事業計画地に近づく恐れもあるため、繁殖状況を継続して調査する必要がある。
アローコンサルタント(株)
今川
3.環境に配慮した緑道整備計画
 広域的な「水と緑のネットワークづくり」の一環として、宮田用水の上部を利用して整備する、自然環境や農村景観に配慮した、緑道計画について事例発表した。整備後は施設共用後の維持管理体制づくりが最も重要である。そのためには、計画段階から地元住民に参画して頂き、要望も可能な限り反映し、私たちの道であるという意識を抱かせることが大切と述べている。
(株)拓工
松本
4.自然環境に配慮した取水堰補修計画
 老朽化の激しい頭首工の機能回復を目的とした改修計画を立案した。計画は、堰直下に生息する希少生物(オオサンショウウオ)や魚介類等の調査を行い、自然環境に配慮した頭首工の補修計画を紹介した。オオサンショウウオのモニタリング調査は、工事終了後も行われており、個体数の大幅な変化もなく、良好な生息環境が保たれていると報告された。
(株)三祐コンサルタンツ
築島
5.小河川における多自然川づくり
 市街地近郊の田園を貫流する「身近な小河川」で計画した多自然川づくりの基本計画について紹介した。河床幅が狭い低水路部でどのような多自然川づくりを行うかが課題であった。最終的には護岸基礎の堤防部への引き込みにより、河床幅を広げ、多自然川づくりを計画した。市街地近郊の用地制約のある河川改修では最も有効な方法と報告された。
太栄コンサルタンツ(株)
坂本


アンケート結果

 
 技術発表会終了後、出席者全員にアンケート用紙を配布し、今回の発表会について、アンケートを取らせていただきました。集計結果はおおよそ以下の通りです。結果を真摯に受け止め、来年度技術発表会の運営に生かしたいと思います。

第1部
技術研修会のテーマ・内容はいかがでしたか?
第2部
技術発表会は業務の参考になりましたか?


●今回、参加者86名の内、64名の回答が得られた。(回収率74%)
●第1部のテーマ・内容については約81%の方に評価をして頂き、非常に好評であったと思います。
●第2部の内容についての評価は約56%の方に参考になったとの回答を得、今回のテーマと内容が技術的に評 価を得たと考えています。
●その他コメントにおいて、発表時間が短い、スクリーンが小さい等の意見を得たので、次回に向け、時間配分や 会場設定等を見直していくつもりです。


 


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