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 土木検定(No.28掲載)

第1問 東海・東南海・南海地震が発生した場合、渥美半島の伊良湖岬では最大何メートルの津波が押し寄せるだろうと想定されているでしょうか?
@5〜7m
A7〜10m
B10〜20m
C20m以上

第2問 愛知県防災局では住民の防災意識向上を図る啓発活動などに「愛知防災キャラクター」を使用しています。キャラクターは次の内どれでしょうか。
@ボーサちゃん
A防サイくん
Bチェックル
C防災ナマズン

第3問 愛知県西部には、次に示す4 つの主要活断層帯が存在するといわれています。これらの活断層帯を起因として発生する直下型地震のうち、想定マグニチュードが最も高いのは次のうちどの活断層帯でしょうか。
@伊勢湾断層帯主部南部
A伊勢湾断層帯主部北部
B加木屋断層帯
C猿投-高浜断層帯

第4問 斜面の高さや水平面との角度が一定の要件を満たす崖を「急傾斜地崩壊危険箇所」として、各自治体で整理していますが、その角度は次のうちどれでしょうか。
@25度以上
A30度以上
B35度以上
C40度以上

第5問 急傾斜地の崩壊の前ぶれとして注意したい事象がありますが次のうち適していない事象はどれでしょう。
@斜面から小石が落ちてきた
A崖から水が湧き出てきた
B斜面にひび割れができた
C風向きが変わり、雨の強さが変わった

第6問 土石流の前ぶれとして注意したい事象がありますが次のうち適していない事象はどれでしょう。
@山鳴りがする
A地盤が緩くなり、土地の隆起や沈下がある
B雨が降り続いているのに、川の水位が下がる
C川の水が濁ったり、流木が流れる。



〜正解と解説〜


第1問

正解 B 10〜20m

解説
 津波防災地域づくり法に基づき、愛知県知事が平成26年11月26日に公表したL2津波が 発生した場合に想定される浸水区域の面積は、田原市において 3,153ha であり、市域の広範囲 (約 16.5%)が浸水する予想となっている。田原市では市全域に対して津波防災地域づくりを進めている。


愛知県防災学習システム 防災マップ 津波波高(理論上最大想定モデル)より

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第2問

正解 C 防災ナマズン

解説

ボーサちゃん(札幌市)

防サイくん(東京都)

チェックル(北九州市)

防災ナマズン(愛知県)

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第3問

正解 C 猿投-高浜断層帯

解説
 国内で存在するといわれている主要活断層の位置、想定地震規模、及び発生確率等は、国立研究開発法人 防災科学技術研究所が一般に公表している「J-SHIS Map」で確認することができます。
 これによると愛知県西部(知多半島付近)には、4 つの主要括断層帯が存在し、それぞれの活断層帯を起因として発生する直下型地震の規模及び発生確率は以下のとおり。
 @伊勢湾断層帯主部南部:マグニチュード7.2 程度、30 年発生確率ほぼ0%
 A伊勢湾断層帯主部北部:マグニチュード6.7(=Mw)、30 年発生確率ほぼ0%
 B加木屋断層帯:マグニチュード7.4 程度、30 年発生確率0.1%
 C猿投-高浜断層帯:マグニチュード7.7 程度、30 年発生確率ほぼ0%
 「J-SHIS Map」では、各活断層帯を起因とする地震が発生した際の想定震度分布図を確認することもできます。猿投-高浜断層帯を起因とする地震では、名古屋市の一部、豊明市、刈谷市、高浜市、東浦市、半田市、碧南市等で、最大震度7 が想定されています(下図参照)。
 ちなみに、南海トラフを起因として発生する海溝型(プレート境界型)地震の想定マグニチュードは8.2〜9.1(=Mw)、30 年発生確率は72.4%です(J-SHIS Map より)。

(引用:「地震ハザードステーション J-SHIS Map」 http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/

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第4問

正解 A 30度以上

解説
 勾配30度以上の崖は斜面の高さが高いほど大雨等で崩れたときの被害が大きくなります。
 以下の要件を満たす崖を、急傾斜地崩壊危険箇所として整理しています。

○水平面となす角度が30度以上であること。
○斜面の高さが5m以上であること。
○斜面上部または下部に、人家があること。(官公署、学校、病院、旅館等がある場合も対象とする。)
 愛知県では急傾斜地崩壊危険箇所が7,178箇所あります。
 また、人家はないが今後新規の住宅立地等が見込まれる箇所を急傾斜地崩壊危険箇所に準ずる斜面と呼び、愛知県では5,349箇所あります。

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第5問

正解 C 風向きが変わり、雨の強さが変わった

解説
 急傾斜地の崩壊は、降り注いだ雨が地中にしみ込むことによって、地盤がゆるみ、斜面が突然崩れ落ちる現象です。土石だけでなく、水や立木を巻き込む場合も多く、人家や公共物に甚大な被害を出すこともしばしば発生しています。
 その予兆として、斜面に変状が顕在化することがあります。小石の落下、湧水、ひび割れなどの兆候が見られた場合、避難するなどの対応が必要です。
 各都道府県では、豪雨時の急傾斜地のがけ崩れによる土砂災害から人家や公共施設に被害が及ぶ危険のある箇所において、住民の生命や財産を守るため、「急傾斜地危険個所」として区域指定し、自然がけに対して、擁壁工、法面工等の急傾斜地崩壊防止施設を整備しています。
 各地の中山間地域に、こうした施設を多く見ることができます。災害防除の観点から観てはいかがでしょう。そのほか愛知県では土砂災害に関する情報を、「土砂災害危険個所マップ」、「愛知県土砂災害情報マップ」として公開してます。日常から情報を確認し、豪雨時や台風時に備えましょう。


東栄町 坂場区域の法面工

豊田市 香沢区域の擁壁工(愛知県HPより)

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第6問

正解 A 地盤が緩くなり、土地の隆起や沈下がある

解説
 土石流とは、山地の谷部において渓流にたまった土砂や斜面から崩れた土砂が、大雨による水と一緒に一気に流れ下る現象です。流木や倒木を巻き込む場合もあります。
 土石流の発生前には、上記のような山鳴り、水量の変化、川の濁りなどの変状が顕在化する場合があります。こうした前ぶれを察知することで、早期の避難などの対応が可能となります。日常から人家付近の渓流等の観察が求められます。
 昨今の集中豪雨時やたびたび上陸する台風時に、土石流によって甚大な被害が発生していることはご存知のとおりです。谷部にある民家、学校や公民館などの公共物、幹線道路等を土石流災害から防除するために築造されるのが砂防堰堤です。
 砂防堰堤は、人家のすぐそばにもありますが、人びとがあまり目にしない山奥にも多く作られています。日本の山地は崩れやすい地質でできた、険しい山が多く、そこから流れ出す川は、下流にたくさんの土砂を運んでいきます。この大量の土砂が土砂災害を引き起こすため、日本では昔から各地で砂防堰堤がつくられてきました。各地の砂防堰堤を訪ねて観るのもいいですね。


砂防堰堤を上流より望む

土砂や流木をせき止めた例
( 国土交通省HPより )

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